乳峰禅寺は、宝治2年(1248年)に那珂郡白水村に創建されました。開基は大宰少弐藤原資能。寛永9年(1632年)、駿岳元甫により現在地に再建されました。ご本尊は、博多七観音の一つ、十一面観音菩薩です。
境内の摩利支堂は、古代インド神話の梵天(プラフマー)の子、摩利支天(マリーシ)をお祀りしています。摩利支天は一切の災禍を取り除き、開運・勇猛・得財・護身・勝利の神として信仰を集めており、毛利元就や山本勘助、前田利家といった武将も摩利支天を信仰していたと伝えられています。
毎年11月最初、2番目の亥の日に「亥の子祭り」が盛大に行われます。